便利なものを取り込む早さ

ちょっとしたお茶代もキャッシュレス
ちょっとしたお茶代もキャッシュレス

こんにちは、ヒサコです。

 

突然ですが、アフリカの人たちは、ゆったりしていて、のんびりしている…というイメージを持っていませんか?こちらが急いでほしい時にかぎって、なんだかのんびりやっているような人も、もちろんいますが、ひとくくりにはできません。とくにケニアは、便利なものを取り込むことについては、かなり早いような気がします。

 

自動車や新しい道路、携帯電話、携帯番号を使った送金システム…、どれをとっても、これまでの生活を便利にしてくれます。特に携帯を使った送金システムMpesa(エムペサ、’pesa’はスワヒリ語でお金)は、サービス開始当初、送金が届かない不具合が起こるのではないかと、だれもが不安を持っていたと思います。しかし、その心配はそのうち薄れ、なくてはならないサービスになりました。携帯がつながるところなら、都会だけでなく地方でも送金、受け取りが可能になっています。初めのうちは「この番号のだれそれに、この金額を送ります、いいですか」という確認メッセージがなく(自分のうっかりミスですが)間違った相手に送金し損をしたこともありましたが、今では、送金時に確認メッセージが表示され、10秒以内であればキャンセルも可能。着実に快適に使うことができるようになりました。そして送金だけでなく、商品購入や公共料金支払い、携帯のプリペイド残高がなくなったときも、少しだけ借りることもできる(ケニアでは、プリペイド式が主流)など、サービスが拡大されました。このMpesaは、銀行口座を持てなかった農村部や地方の人たちの生活をとても便利にしてくれました。たとえば田舎から都市に出稼ぎに行った人が、田舎に仕送りをするときや、急にお金が必要になった田舎の両親や家族に送金するときなど、なくてはならないサービスになりました。お金の引き出しは、町や村にどこでもあるキオスク(=日用品が売られている雑貨店のようなもの。Mpesaの代理店を登録したお店)で簡単にできます。銀行の支店がないような地方や田舎の人たちがしっかりと恩恵を受けている、画期的なサービスです。

 

固定電話の不具合が多かったケニアで、携帯が急速に普及し、その携帯を中心に広がったサービスを多くのケニア人が使っているのをみると、これまでの不便だった環境がそうさせているかもしれませんが、新しいもの、デジタル、便利なものを取り込むのが早い性質を、ケニアの人たちは持っているのではないかと感じます。日本ではキャッシュレスサービスをなんとか広めようとしていますが、ケニアはずーっと前(少なくとも10年以上前)から、携帯でキャッシュレス。レジ袋も、ケニアの方が早々に廃止していました。そう思うと、「アフリカ人はのんびり、ゆったり」なんて言えませんね。日本はけっこう遅れているかも?!

 

※写真は、簡易食堂でお茶をしたときのもの。数字が書いていある紙が壁に貼ってあります。お店の番号がかいてあるので、自分の携帯からそのお店の番号に向けて、送金し、お茶代を支払うこともできます。