クリームダウン写真

紅茶が濁る「クリームダウン」について、たまたま実験した形になり、写真も撮りましたので、ご報告いたします。

 

通常はポットで抽出した紅茶が余るなんてことはなく、だいだい飲み切ってしまうのですが、このときはすでに5杯飲んでいて「もうお腹いっぱい…。でも、せっかく遠いケニアからやって来た紅茶に申し訳ない…」ということで、グラスに移し、喉がかわいたら後で飲もうと、冷蔵庫に入れました。

 

その後、冷蔵庫を開けるとすっかり濁った紅茶が…。この濁りを「クリームダウン」と呼ぶんですね。このキンキンに冷えている紅茶を飲んだら、ちゃんと紅茶の味がしたので少しおどろきました。濁っていると、どうもおいしくなさそうに見えるのですが、そのギャプのせいか、ちゃんとおいしかったです(※感想には個人差があります)。記録に残しておこうと、小さなグラスに、その濁った紅茶を少し入れて、写真をパチリ(真ん中の写真)。それにアツアツのお湯を少しだけ注ぐと、見事クリアになりました(右の写真)!

 

クリームダウンは、紅茶が冷やされることで、紅茶から抽出されたタンニンとカフェインが結合、分子が大きくなり光を屈折させ、透明度を下げるため、濁って見える現象です。なので、少し温度を上げてあげると(お湯を少し入れると)、結合が解かれ、透明に戻ります。それと、紅茶が熱いうちに砂糖を入れてから冷やすと、クリームダウンしにくい=きれいなアイスティーを作れる、とどこかで読みました。これについては、改めて実験してから、ご報告させていただきます。

 

というわけで、今回の教訓「ケニア山の紅茶に限っては、クリームダウンしてもおいしい(笑)」でした!