魔法瓶

なつかしい響きの「まほうびん」。

魔法瓶にお茶を入れて、家族みんなで行楽に…というのが、私が子どもだったころのはなし。いまは便利なペットボトルが主流で、それぞれ好きな飲み物を、各自1本持つ…そんな今日この頃ですよね。

 

懐かしの魔法瓶時代を思い出させてくれるケニア。こちらでは今でも魔法瓶が大活躍しています。家族の人数も多いし、紅茶は国民的飲料。1リットルは軽く入るサイズの魔法瓶が各家庭にあります。食事の後やお客さまをもてなすとき、Anytime is Teatime~いつでもティータイム~で、暑い時も温かいミルクティーで、ほっとひといきつきます。

 

さて、ナイロビの事務所での紅茶(写真左)は、ポットでしっかり紅茶を抽出してから茶こしを使って魔法瓶に移します。それと温めたミルクが入った魔法瓶があるので、お好みで紅茶とミルクのバランスを調節できます。

製茶工場訪問の際に泊まった、メルー・サファリホテルの朝食の紅茶(写真右)は、すでに用意されたミルクティーがポットに入っています。私は自分の紅茶が飲みたくて、温かい牛乳を特別にオーダーさせていただき、Myティーバッグで抽出のミルクティー(写真中央)をいただきました。

 

魔法瓶は、洗うのが大変そう…と思われるかもしれませんが、この容器を洗うための細長いスポンジも売られています。保温もきく、なつかしい魔法瓶は、飲むたびにペットボトルのごみがでるのと違って、エコですね。

 

ちなみに、魔法瓶はケニアで「Thermos(サーモス)」とか「flask(フラスク)」と呼ばれています(英語ですね)。