プムワニへお米配達

ケニア訪問では必ずお手伝いさせていただいているお米配達。いつもは週末に行うのですが、今回はスケジュールの都合で、平日に行いました。NPO法人イルファーのダクタリこと稲田先生の運転する車で、事務所のあるプムワニへ向かいます。このへんはスラムで、いつも人と車とその他いろいろがごちゃっとしていて、駐車スペースが確保できません。近くに停めて、子どもたちにごはんを作ってくれるママ・マジワとダクタリのもとで働くアリさんとワンボゴさんに、荷物を取りに来てもらいました。このお米などは、このスラムの子どもたちに、ランチを提供するプログラムのためで、もう10年も続いています。そして、おさらいになりますが、稲田先生が2000年から始めた医療キャンプは、年に1~2度、この地域の住民向けに無料で診療を提供しています。ちょうどいま、日本のお医者さんや看護師さんたちが、秋の連休を利用し、このプムワニでさまざまな患者さんたちを診ている最中です。この医療キャンプの状況などは、キャンプの最初の年からケニアに毎年来ている、釧路労災病院の宮城島先生がブログで綴っていますので、読んでみてください。

 

お米配達が終了して、おじゃまにならない程度に、事務所の様子を見学させてもらいました。平日ということで、HIVの患者さんが来ていました。その日は、エイズ孤児院の小さな子たち4名がシスター2名と来ていました。6歳というにはあまりにも小さい女の子が、咳をしながらシスターに抱えられ、先生と向き合っています。この孤児院に捨てられた子たちのほとんどが、HIV感染者だそうで、こんな小さな体でこの病気と闘っているんだと、厳しい現実を目の当たりにしました。

 

稲田先生は、無料診療キャンプの準備でも大忙しということで、週末は大工仕事をやっていると話してくれました。事務所の増築・大改装の現場を見せていただきましたが、先生おひとり(+ワンボゴさん)で、資材を買うところからはじめ、現在進行形でやっている先生は、ほんとにプロのでぇくです!2月の訪問時には、仕切りがありませんでしたが、このときには部屋ができていて、週末返上の努力が形になっているのをしっかりと確認させていただきました。きっと、いま行われているキャンプで、大活躍しているんだと思います。

 

そんなダクタリこと稲田先生が、この10月半ばに来日します!それに合わせて、「第11回 NPO法人イルファーを知ってもらう会 ~稲田理事長の講演&チャリティーコンサート~ 」が開催されますので、ぜひいらしてください!

 

日時:10月22日(土)13:00~16:00

場所:ベリエスタジオ(京王線桜上水駅北口下車、高井戸第三小学校北側)

住所:杉並区下高井戸4-19-2 

(問い合わせ:090-9682-5794、片柳さん)

 プログラム: 

13:00~13:50  稲田理事長による講演・・・現状並びに活動報告

14:00~15:00  チャリティーコンサート・・・ ピアノ演奏(高橋舞さん)

 

私たちもチャイのご提供で、お手伝いさせていただく予定です!