ダクタリ、おめでとうございます!

ブログで何度も登場しているダクタリこと稲田先生が、このたび、第42回大山健康財団賞を受賞されました。大山健康財団とは、予防医学的研究および健康増進に関する事業を援助推進し、健康と社会の福祉に寄与することを目的とし設立された財団です。3月17日(木)に行われた授賞式に、私たち日本ケニア交友会もご招待いただき、行ってまいりました。

 

今回ダクタリが受賞した理由は・・・

 

~1993年にマイケル・ラング医師(感染症学研究部長)とともに「稲田ーラングエイズ研究財団:ILFAR」を設立され、以後100名以上に及ぶエイズ関連医療従事者の研修を行うとともに、2000年7月からはケニア共和国ナイロビ市にあるスラム地区(プムワニ)においてエイズ医療体制構築のための無料診療を、その支持者と共に始められ、感染者、患者、地域住民の教育を中心に感染予防のプログラムを行ってきました。また2010年にはプムワニに診療所を開設、診療支援を行われているご功績が高く評価されました~

 

簡単に活動と功績を書くとこんな感じですが、ことばでは伝えられないたくさんのチャレンジを経験されてきたダクタリ。贈呈式では、エイズが何の病気かわからなかったニューヨーク1980年時代のお話から、現在の活動拠点・ケニアにたどり着いたいきさつ、社会をとりまく状況や薬の開発の進歩など、写真を交えてわかりやすくお話をしてくれました。イルファーの活動内容と歴史背景を改めて認識し、継続してここまでやられてきたダクタリに対し、尊敬の念が倍増しました。もうひとつ、素晴らしいと思うのは、NPO法人イルファーの活動が、ダクタリの小学校時代の同級生と国内外の医療従事者、その他たくさんのサポーターによって支えられているということです。

 

文化や経済、ことばの違いを乗り越えて、ケニアで活動を継続しているダクタリに、大きなエールを送ります!そして、私たちもできる限りお手伝いさせていただきます!このたびの受賞、おめでとうございました!!

今年2月のケニア訪問記・ダクタリに関するお話はこちら