ケニア式ハイウェイ?!

ナイロビから地方へ向かうシャトルやニッサン(と呼ばれる乗合ミニバス)が発着する「Tea Room」は、にぎやかな下町にあります。アップタウンに比べ、人の数が圧倒的に多く、歩くのも一苦労。このエリアに入ると本当のナイロビを感じられる気がします。前回も書いたように、ニッサンには時刻表がないため、忙しい時間帯にはすぐ満席になりますが、ちょっとずれると30分はゆうに待つことになります。

助手席に座って出発待つ間、町の様子を撮りたかったのですが、治安上カメラを出してパシャパシャするのは、ちょっと無理。でも「1枚だけ!」と思って撮った写真が、コチラになります。

車一台がやっと通れる道(本当は2台くらい行けるけど、歩道側はミニバスなどが駐車しています)を、歩行者、荷物を運ぶ人、小物や新聞を売る人などが行ったり来たり。見ていて飽きません。

出発したとしても、変な渋滞や事故があると、町を出るのに30分かかります。ナイロビの町さえ出れば、片側3車線の「Thikaハイウェイ」に乗って、快適ドライブの始まりです。

 

この「ハイウェイ」は中国の援助で作られました。工事中の頃は、掘り返した土でほこりがすごかったり、迂回の道がよくわからなかったりで大変でしたが、できあがってみると、昔の渋滞がウソのよう。スイスイ走ることができます、ある程度の距離は。

…というのも、実は途中でバンプ(速度を落とさせるために、道路を盛り上げている箇所)があるので、高速でビューンとドライブというわけにはいきません。バンプと一緒に横断歩道が施され、歩行者が渡れるようになっているのが、ケニア式ハイウェイです(ところにより、歩道橋がありますが、やっぱりバンプ付き横断歩道が多いです)。

~つづく~