魅惑の紅茶作り

おなじみ一軒家カフェikkAさんのワークショップ「魅惑の紅茶作り」に参加しました!このイベントは「岐阜県春日村の茶葉で紅茶を手作りしてみよう!」というものでした。

 

手作り紅茶教室の指導は、春日村におじいさんがいらしてお茶を作っていた、という後藤君が担当です。春日村のお茶は800年前からの在来種、無農薬で栽培しているそうです。今回は時間がなかったのでマシーンで刈ってきた茶葉を使いました。

 

まずは仕分け。一芯二葉と手で揉めそうな柔らかい茶葉を選びます。お茶大好き!のikkA店主・ちえさんによると「夏摘みダージリンティーや東方美人などの美味しいお茶は、ウンカと言う虫がお茶の葉っぱを噛む。ウンカが噛むとなぜ美味しいのか?お茶の葉っぱは、噛まれると嫌だな~と思い!?甘くなろうとします。甘くなって蜜蜂を呼ぶのです。蜜蜂を呼び自分で害虫を駆除しようとするのです」。私たちが選別していた茶葉の中にも、ウンカがいました!

 

作業中、「ケニア山の紅茶」との違いを感じました。春日村の茶葉は小さめです(日本の品種はそうなんでしょうね)。あとは、在来種だからかな?ハートのようなかわいらしい形の葉もありました。

 

選別したら、葉っぱを手で揉めるくらいの量に分けます。そして最初はやさしくモミモミ。なじんできたら、茶汁が出るように床を使ってさらに揉みます。ここらへんでずいぶん香りが出てきます。「ケニア山の紅茶」が製茶されるギドンゴ製茶工場内のあの緑の香り…。ハイになります!?

 

作業の合間も、気になることを質問したり、ちえさんがお茶への愛情を語ったり、春日村のファーストフラッシュをいただいたり…。揉む作業が終わるとひと段落、というか、一応、閉会です。なぜならここでしばらく放置し、酸化発酵を促すからです(終わりまでいたら、帰れなくなります…)。

というわけで、この一つ前のグループが手もみした茶葉を乾燥させる作業を少しだけ体験し、夜ご飯をいただいて、終了。

夜ご飯は「ケニア山の紅茶」を使った紅茶煮豚丼!お肉が柔らかく、味つけが上手で、とってもおいしかったです!

手塩にかけて育てた、カワイイわが子…ではなく茶葉は、ikkAさんでお泊り。夜中もちえさんと後藤君がマメにお布団(ふきん)をかけた茶葉の様子を見て、室温の調節をして暖かくして発酵を促したり…。しっかりお世話をしてくれて、出来上がった紅茶が、こちらです!

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後日、できあがった手作り紅茶をいただきに、再びikkAさんへ。「飲み比べられるように」と、1回目のチームが作った茶葉と2回目の茶葉の2種類の紅茶を出してくださいました。最初のほうは、酸化発酵が浅かったようで、緑の香りが強めの紅茶のようなお茶でした。私たちが手もみした分について、いろいろ工夫をして発酵させたそうで、より紅茶の味がしました。自分が手もみしたからか、とてもおいしく、なんだか感動しちゃいました。手作りのよさはこういうことなんだなーと感じました。

 

【おまけ】

マシーンで刈った茶の葉で「佃煮を作ってみよう!」と生茶葉をお土産にいただきました。

さっそく、フライパンでいためてみたところ、なぜだか佃煮ではなく、サクサクにがうま~い「お茶スナック」が完成! <レシピはこちら>