ひさこからの手紙・第5号

ただいま!!ケニアから無事に戻ってきました!

東京で時差ボケと闘いながら(?)ケニアの思い出に浸りながら書かせていただきます。

 

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<ひさこからの手紙・第5号> 

 

2月18日・紅茶農家訪問

 

お百姓さんが茶葉を持ち込み、製茶工場が買い取りをするBuying Centerで写真を撮らせていただきながら、ちょうど来られていた農家の方にその土地の名前の由来などを聞いていたんですが、どうも見覚えのあるおじさまでした。おじさまの茶畑を見学させていただくことになって、行ってみると、なんと以前にもおじゃましたことのあったアンドレアさんのお宅でした。

 

2010年10月、「平均的な茶畑のサイズを所有している農家を訪ねたい」というわけでうかがったのが、こちらのアンドレアさん。おうちの生垣が茶樹という、まさに紅茶農家の鏡です!

 

今も昔と変わらず、こぢんまりとしたたおうちの向こうには茶畑が広がっています。茶畑の間のわずかに人が通れるあぜ道を歩いて行き「今日収穫したところが向こう側。畑のテーブル(上の部分)が均一になっているでしょ?」と畑の様子を説明してくれました。「茶葉を摘み取るときの棒を目安にして、摘み取りをしているんだよ」。アンドレアさんは茶畑の上に棒を置き、棒より上にある一芯二葉を取るということをベテランの紅茶農家でありながら、しっかり守って実行されています。摘み取りに慣れてきた人やベテランになると、目分量で摘み取りができるにも関わらず、いまでも棒を使って摘み取りをしているアンドレアさん。その基本に忠実な姿勢が収量にも反映されているのか、私の知っている平均的収量の倍近くを、昨年は収穫されたそうです。その収穫の記録などを綴じたファイルまで見せてくださいました。

 

「一芯二葉を摘み取る」という基本に忠実な作業が、収穫に反映され、それが収入UPにつながる…。規模は大きくないけれど、毎日ていねいに茶摘みをすること=茶畑のメンテナンスをしっかりされているアンドレアさんの、熱い紅茶魂を感じた訪問となりました。おじゃまさせていただき、ありがとうございました!!

 

ちなみに、おじさまの「アンドレア」という呼び名。実は英語名「アンドリュー」が現地でなまったもの。こういった現地の言葉や地名の由来など、ちょっと知ってるとおもしろいですよね。

 

メルー訪問の翌日は、港町モンバサへ。その後はナイロビに戻り友達と会ったり、イルファーのダクタリの給食配給を手伝ったりと、短いながら充実したケニア滞在でした。大好きなケニア食、ケニア山の青い空と太陽、おいしい紅茶をたくさんいただき、さらに日焼けもし、日本に戻ってきました。これからも紅茶の産地のことやそれ以外のケニアのお話もご紹介して、みなさまにもぜひケニアに訪問していただきたいなと思っています!今後ともケニアと「ケニア山の紅茶」の応援、どうぞよろしくお願いいたしまーす!