日本ケニア交友会 代表・丸川正人 ごあいさつ

ケニアに初めて降り立って以来もう35年、

紅茶を始めてからも既に27年以上が経ってしまいました。来た当時は、20歳代後半の青年でしたが、もう60歳代に足をつっこんでいます。この間を振り返ってみると、感無量です。

何か全てがついこのあいだに起こった事のような気がするのですが…。

 

今までにも書きましたように、当会の紅茶は「おいしくて安全です」というだけではなく、紅茶そのものがケニアでの支援活動の中核になっています。その販売利益が支援に還元されるからです。詳しくお知りになりたい方は、当会のホームページをご覧になられるか、ご連絡いただければ、お送りいたしますので、読んでいただければ幸いです。

 

といって、支援活動の資金源になるから買って欲しい、と言っているわけではありません。常識的にNGO支援活動は寄付金に頼って行われるのですが、専従がいる場合、特にそれが日本人である場合、かなりの部分をそちらに取られてしまい、本当に必要としている現地の人の手にはあまり渡りません。私はこれを歩止まりが低いと呼んでいます。また寄付金を集める、お願いする活動に、時間と手間と神経をとられてしまうことにもなります。当然、支援を受ける人たちには自助努力を求めなければなりませんが、我々NGOも寄付金にたよるだけでなく、自助・自立努力をしなければならないのではないでしょうか。

 

そこで紅茶販売を通した「稼げるNGO」という形が私の目標になりました。稼げるためには当会の紅茶は美味しくて安全でなければなりません。当然、消費者は安全で、美味しいものを求めるからです。

 

安全性については、農薬を使わないで育てた茶葉を使用する、というシステムを確立しています。5,500人全ての茶葉生産者が農薬を使わないと約束してくれています。詳しくお知りになりたい方は、上記と同じように当会のホームページをご覧になられるか、ご連絡いただければ、お送りいたします。

 

美味しさについては、もうこれは飲んでいただければわかっていただけますので、説明する必要もないかと思いますが、この紅茶独特のコクとうまみ、紅茶の甘さは、土壌の性質に関係があると思っています。ケニア山の火山灰土と鉄分を多量に含んだアフリカ特有の赤土がうまくまざりあっているのでしょう。この混ざり具合が違うのか、10kmほど離れた工場ではもう味が違います。また、当然のこととして、工場と緊密に連絡の上、いつも新茶を送ってもらいほぼ毎日テイスティングを行った上、特においしい紅茶を購入しています。ちょっとした天候の違いで、毎週のように味が変わってきますから。

 

こう書いてきて、今までの私の活動を振り返ってみますと、おいしい安全な紅茶を購入・輸入するシステムを作るということが第一。システムを作るということは、人間関係を作るのと同義だとお考えください。

 

そして支援活動を行うことが第二。この支援活動も、人間関係の連鎖を作ることなしには考えられません。この2つの車輪の上に乗って、活動してきたように思えます。

もう62歳になりましたが、70歳までにはまだ8年間あります。文章にたとえれば、起・承・転までは来たようですが、結(論)をむすべるように、努力したいと思っています。

農家代表のチェアマン、紅茶生産者と一緒に
農家代表のチェアマン、紅茶生産者と一緒に
Giantune小学校の寄付金贈呈式で
Giantune小学校の寄付金贈呈式で